【2025年版】フルボディトレーニングの効果と実践法|科学的に証明された全身筋トレのすすめ

  • URLをコピーしました!

近年のフィットネス界では、「胸の日」「脚の日」といった分割法(スプリットルーティン)が長らく主流でした。しかし今、再び注目を集めているのが「フルボディトレーニング(全身トレーニング)」です。

「効率よく筋肉をつけたい」

「週3回程度のトレーニングで結果を出したい」

そんな人にこそ、フルボディトレーニングは理にかなった選択肢となりつつあります。

本記事では、最新の科学的研究やトレンドをもとに、フルボディトレーニングの効果とメリット、具体的な実践法まで詳しく解説します。

🔍 フルボディトレーニングとは?【全身を一度に鍛える筋トレ法】

フルボディトレーニングとは、1回のトレーニングで上半身・下半身・体幹など、全身の筋肉をまんべんなく鍛える方法です。

✔ 主な種目の例:

• スクワット(下半身+体幹)

• ベンチプレス(胸・肩・腕)

• デッドリフト(全身)

• 懸垂(背中・腕)

• プランク(体幹)

これらのコンパウンド種目(多関節運動)を中心に構成するのがポイントです。

📊 科学的根拠:なぜ今、全身トレーニングが再評価されているのか?

最新の研究では、筋肥大において「トレーニング頻度」が大きく影響することが分かってきました。

✅ 代表的な研究結果(Schoenfeld et al., 2016)

• 各部位を週1回鍛えるよりも、週2~3回鍛えた方が筋肥大効果が高い

• フルボディを週3回行う方が、分割法よりも短期間で効果が出やすい

つまり、「脚は週1だけ、胸は週2」というよりも、全身を何度も刺激したほうが成長しやすいというわけです。

さらに、2024年以降のトレンドとして「筋トレ×時間効率」が注目されており、フルボディのような少ない頻度・高効果のトレーニングスタイルが支持を集めています。

✅ フルボディトレーニングのメリット5選

メリット内容
時間効率が高い忙しい人でも週2〜3回でOK
全身のバランスが整う偏った筋肉の発達を防げる
回復のリズムが整う筋肉ごとの過度な疲労が少ない
ケガ予防に効果的基礎的な動作を中心に行うため安全
初心者〜上級者まで対応可能種目や負荷を変えるだけで誰でも実践できる

💡 実際のフルボディトレーニング例(週3回プログラム)

曜日例:月・水・金

◉ 各日共通の基本メニュー:

  1. スクワット 、レッグプレス(8〜10回 × 3セット)
  2. ベンチプレス 、プッシュアップ、チェストプレスなど(10回 × 3セット)
  3. 懸垂 or ラットプルダウン、ロウイングなど(限界まで × 3セット)
  4. デッドリフト or ヒップスラスト(6回 × 3セット)
  5. クランチ、アブドミナルマシン(10回× 3セット)

フォームを重視し、1日60分以内に収まるメニュー構成です。

全身法トレーニングの工夫と応用、週3回でも偏りを防ぐメニューの工夫とは?

全身法の落とし穴?特定部位が手薄になる可能性も

全身法(フルボディワークアウト)は、1回のトレーニングで全身を効率よく鍛えることができる優れた方法です。しかし、1日に全身を鍛えるとなると、どうしても特定の筋肉部位が手薄になることもあります。たとえば、大胸筋の中部ばかりに刺激が偏ってしまったり、背中の広がりばかりを意識しがちだったりといったケースです。

このような偏りを防ぐには、週単位で種目にバリエーションを持たせるのが効果的です。

週3回全身法なら「種目の変化」がカギ

たとえば、週に3回フルボディのトレーニングを行う場合でも、毎回同じ種目を繰り返すのではなく、刺激を与える部位の角度や方向を変えていくことがポイントです。

✅ 胸(大胸筋)の場合

  • 1回目:ベンチプレス(中部)
  • 2回目:インクラインベンチプレス(上部)
  • 3回目:デクラインプレスやダンベルフライ(下部・アイソレート)

このように変化を加えることで、大胸筋全体に満遍なく刺激を与えることもできます。

✅ 背中の種目もローテーションを

  • 1回目:ラットプルダウン(広がり)
  • 2回目:ベントオーバーロウやケーブルロウ(厚み)
  • 3回目:懸垂やTバーロウなど複合的な種目

背中も広がりと厚み、両面から刺激を与えることでバランスよく発達させられます。

アイソレート種目を組み合わせて「弱点補強」

全身法は基本的にコンパウンド種目(多関節種目)が中心になりますが、特定の筋肉を強化したい場合は、アイソレート種目(単関節種目)も併用するのがおすすめです。

例:

  • ベンチプレス(コンパウンド)+ダンベルフライ(アイソレート)
  • スクワット(コンパウンド)+レッグエクステンション(アイソレート)

このように「大きな筋肉を全体的に刺激しつつ、特定部位に狙いを定めて補強する」ことで、より効果的な全身法が可能になります。

※必ずしも毎回のメニューに変化をつけなければいけないわけではありません。特に初心者の方は一つの種目に絞ってトレーニングを行った方が良い場合もあります。

🌐 2025年の筋トレトレンドとフルボディの親和性

2025年現在、以下のようなトレンドともフルボディは非常に相性が良いです:

AIトレーニングアプリ:短時間・全身メニューに最適化されている

スマートウォッチの回復スコア管理:全身の疲労度を可視化しやすい

「ながらトレ」・マイクロワークアウト:フルボディを分割して日常に組み込める

中高年・女性の筋力維持:全身トレーニングは加齢による筋力低下の予防にも効果的

🔎 まとめ|迷ったら全身トレーニングから始めよう

筋トレ初心者でも、忙しい社会人でも、「最短距離で体を変えたい」と思うなら、まずは科学的に裏付けられたフルボディトレーニングがおすすめです。

「今日は胸の日だから…」と悩む必要もありません。

全身をまんべんなく刺激し、回復を見ながら調整する

それが、効率的かつ継続しやすい「本当に成果が出る筋トレ法」です。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

経験豊富なトレーナーとして、国内外の一流アスリートのサポートを行ってきました。多くの資格を取得し、ダイエット・筋力アップ・ボディメイク・競技パフォーマンス向上に最適なプログラムを提案。初心者から上級者まで、個々の目標に合わせた分かりやすい指導で、理想の体づくりを実現します。